2013年6月に放送された世界一受けたい授業。
書の達人武田双雲先生が招かれ、字のヘタな人を
三週間できれいな字に直すポイントを伝授してくれました。
武田先生のいう「輝き文字」とはどういうものなのか?
その練習方法は?調べてみました!
武田双雲
○プロフィール
1975年 熊本県生まれ
東京理科大学理工学部卒業
書道家である母、武田双葉に三歳の頃から師事
書道家として独立した武田先生は、彫刻家、音楽家など
さまざまなアーティストとコラボレーション。
個展や斬新なアイディアで書道を広めてきました。
2009年にNHKにて放送された大河ドラマ「天地人」の
題字を書いたのも武田先生でした。
書くときのポイント
・500円玉を人差し指の付け根におき、落とさないようにしながら字を書く
→丸字などクセ字になってしまう人の特徴は、線にメリハリがないこと。
これを直すためには、500円玉を落とさないように力を使う必要があります。
慣れると無駄な力が抜け、きれいな字が書けるようになります。
ちなみにこれ、バランスをとれればOKなので、
500円玉でなくても大丈夫です。
・丁寧に書く
→トン・イチ・スーというリズムを覚えること。
トンで始点を、イチで一呼吸。
そしてスーっと線を引きます。
・行雲流水の四つの文字を練習する
この四つの文字の中には止め、ハネ、払いの全てが
含まれているのでいい練習になります。
マスターすれば他の字でも一気にうまく書けるように。
行雲流水は仏教用語で「物事に固執せず自然の成り行きに任せる」という意味。
実際に効果はあったのか
番組内で上のポイントを実践したのはDaiGoさんとあき竹城さん。
DaiGoさんは完全な丸字。
あき竹城さんは全体的にはきれいなものの、
バランスが悪く雑なのがもったいない、とのことでした。
そこで
①500円玉を人差し指の付け根において書く
②心の中でトン・イチ・スーのリズムを意識しながら書く
③文字に必要なとめ、はね、はらいが入っている行雲流水の文字を練習する
の三つを三週間続けたところ、あき竹城とDaiGoの文字はきれいに改善。
ごるむも線のクオリティも劇的によくなり、会場には驚きの声が上がりました。
ネットでも字がうまくなった二人を大絶賛する声が。
美しい文字を書きたいと願う人もさることながら、
字のきれいな人が好きという声も多く聞かれました。
気にしていないようでも、普段から自分の字は
見られているということですよね。
そこできれいな字が書ければ素敵だと思いませんか?
「輝き文字」のポイントは簡単に出来るものばかり。
実践してぜひ美文字を手に入れましょう!